こんにちは。

今回はMiniTool社さんのPDFEditorというPDF編集ソフトについてご紹介します。

PDF編集ソフトというと、Adobeなどが有名かと思います。

私は普段PDFを編集するような機会は少ないのですが、論文や技術資料は大抵PDFですし、契約書などもPDFです。

なので、普段から触れているPDFを想定しつつ、PDFEditorがどんなことができるのか、どんなユースケースで活用が期待できるのかについてレビューしてみたいと思います。

PDFEditorとは?

PDF ファイルの変換、結合、分割、圧縮、抽出、注釈付けができるツールです。

料金は以下のようになっています。

7日間の無料トライアルもありますが、かなり制限があります。

ダウンロード後はインストール開始も特に複雑な手順もありません。導入はしやすいです。

基本的な機能

PDFを編集する

では早速使ってみましょう。

今回は私が最近LTで登壇したPDF資料を使って試していきます。

手前味噌で恐縮ですが、良かったらこちらもご覧ください。

ではまずはPDFEditorを起動してみましょう。

起動すると、以下のようになっています。

左の「開く」からPDFを開いてみますかね・・・おぉ!

なんか既に良さそう!

パワポで作ったのでスライド形式なのですが、それをきちんと認識して左側に目次っぽく並んでいるのいいですね!

さっそく「すべて編集」を押してみます。

編集可能なところが矩形で囲まれましたね。

「すべて編集」の下矢印をクリックすると、「テキスト編集」と「画像編集」の2種類があります。

テキスト編集を選択すると、左側の文字のところだけ、画像編集を選択すると右側の画像オブジェクトが編集できるようです。

すべて編集は両方ともに編集できるようなので、このまま進めます。

まずはテキスト編集から。

ちゃんとフォントタイプやサイズも細かく調整できそうですね。

画像の方はどうでしょう。

なるほど、移動させたり拡大縮小させたり、90度ずつ回転したり透明にしたりできそうです。

画像ファイルを置換することもできるので、割と基本的なものは揃ってます。

「テキストを挿入」でテキストも好きなところに入れられます。

操作感はほぼパワポ感覚ですね。

ホワイトアウトで、好きな色が塗れます。マスキングに使えそうですね。

リンクも追加できるのいいですね!

リンクを貼りたいところをドラッグアンドドロップで囲めばできますね。

前回のMovieMakerもそうですが、MiniToolさんの製品は基本機能が直感的に扱いやすくてGoodです。

PDFから変換

PDFから他のファイル形式に変換できるようです。

もともとパワポで作られていたものがどのように変わるのか。

まずはWord。

色んな形式がありますね・・。

ページ範囲も指定できるようです。とりあえず3ページだけ選択します。

なるほど、こんな感じになるようです。

出力されるまでの時間も短かったので、この点もGoodですね。

エクセルはどうなるのでしょう?

あちゃー・・。これは良くない。

スライドの構成が壊れてしまっていたり、画像データがなくなったりしてますね。

データの内容次第では、こういうことも起こりえるようなので、注意が必要ですね。

あとエクセルはWord形式に比べてやや時間がかかりました。

最後にHTMLとして出力できるようなので、やってみました。

お、目次もついて一見よさげですが、目次が多すぎですね。。

3ページ分まででいいのですが、ここは残念ポイントです。

課題は色々ありそうですが、変換機能も上手く使えば有益そうです。

PDFを読み上げる&翻訳

最後に私が一番気になった機能をご紹介します。

PDF編集ソフトですが、なんと音声として読み上げてくれたり、翻訳機能もあるようなんです。

これは論文データの読み上げや翻訳をしてくれるならめちゃくちゃありがたい・・!

ファイルを論文に切り替えます。

右上に「読む」というのがあるので、押してみます。

テキストを読み込んでくれたようです。とりあえず1ページ目だけやってみました。

聞いた感想として、「エイ・ジー・イー・エヌ・・・」とまさかの一文字ずつの読み上げ

AGENTIC RAGだけ普通に発音するので、文字の間隔やサイズによって読める読めないがあるようです。

精度は悪くないような気もしますが、これでは正直使えない。

やりたいことは、PDFを翻訳して、日本語で読み上げて欲しい。

「クイック翻訳」とはなんでしょう。

テキストを選択して押してみます。

翻訳も間違ってはなさそうですが、文字数制限があったり、毎回テキストを選択するのはめんどうですね・・。

また翻訳した内容を自動で読み上げてくれるならいいのですが、機能的に中途半端な感が否めない。。

では、DeepLで翻訳した日本語PDFを読み上げるとどうなるのでしょう?

聞いた感想ですが、率直に言ってダメです。

日本語も部分的にしか読み上げてくれません。

手間もかかりますし、この使い方を考えるなら、LLMにやってもらいましょう!

なので本ツールは、PDFの編集を目的として使いましょう!

まとめ

今回はMiniToolさんのPDF編集ソフトのPDFEditorについてレビューしてみました。

PDF編集の基本的な機能は兼ね備えており、直感的に扱いやすい仕様になっていると思いました。

PDF編集ソフトの代表的なソフトであるAdobe Acrobatと料金を比較してみましょう。

1ドル150円計算だと、MiniToolさんは月額862円ほどなので、基本的な編集機能だけで良いならば、コスパを考えると使ってもよさそうですね。

PDFEditorは買い切りタイプもあるので、長く使うならこちらも考慮して選択してみましょう。

ここまでご覧いただきありがとうございました!