【Mazda】CX-30に乗り換えてから1か月経ったレビューとモノづくりについて

お金・ビジネス

こんにちは。

今回は最近車をアクセラからCX-30に乗り換えたのですが、1か月経った感想を色々述べたいと思います。

良くなってるところ、悪くなってるところが色々気になって、他の方もどうなのかなとブログやYouTubeを探してみたのですが、ほとんど共感できるものが少なかったので私も書かずにはいられなくなったのがきっかけです。

最初にことわっておくと、私は20年近くマツダ車に乗っているマツダファンです。

マツダの走りやデザインに対する美学やモノづくりにとても賛同しています。

しかしそんな私でも今回納車されたCX-30については酷評せざるを得ません。。

CX-30に対する期待値が高すぎたのもありますが、それを差し引いても「いやマツダさん、なにしてくれてんの?」みたいなところが多いと感じました。

あくまで私の個人的な感想と意見になります。

そして今後マツダだけでなく、各自動車メーカーもより良い車づくりを行っていただきたい願いを込めた1ユーザーとしてのレビューであることをご理解の上ご覧ください。

そんなわけで、私の感じたことを書いていきますが、ただ批判をしたいのではなく、もっとこうして欲しい!こうしたらマツダはもっと良くなる!というのが大きな主張です。

CX-30やマツダ車の購入を検討している方などにも参考になれば幸いです。

またこのレビューを通して、「モノづくりとはこうあってほしいんだけどな」という気づきもあるので、車に限らずあらゆるモノづくりの参考になれば良いなと思います。

それではよろしくお願いします。

アクセラスポーツ 20C スカイアクティブ

まずはCX-30の比較対象として、前に乗っていたアクセラスポーツについて紹介します。

2012年から約14年乗りました。通称2代目アクセラです。

アクセラも3代目で廃止され、Mazda3が後継車となっております。

社会人時代から現在の子供二人を乗せるまでほとんど不満なく、デザインも走りも気に入っていた車です。

マツダの革新技術となっているSKYACTIV技術ですが、SKYACTIV-DRIVE(AT)を初めて搭載したのはこの車です。

当時デミオのMTに乗っていましたが、このアクセラならATでも欲しいと思ったのが購入のきっかけです。

CX-30 20S i-selection

とはいえ、新しいマツダ車にも乗ってみたい気持ちもあり、Mazda3CX-30で悩みました。

家族で試乗して比べた結果、居住性や運転のしやすさからCX-30を選びました。

Mazda3は少し深く沈み込みやすいのと、サイドミラーが見えにくかったり、リアの窓がふさがっていて狭いため非常に後方視界が悪いです。

デザイン重視なのはわかりますが、あれはドライバー的には運転しづらさを感じます。

あとマツダが全車値上げに踏み切ったことや、新型CX-5の発表やCX-3の廃止など、現行モデルを買うなら今しかないと思ったのも買い替えのきっかけです。

基本的にハッチバックタイプのスポーティなモデルが好きなのですが、SUVの中でもコンパクトでスポーティな感じだったのが決め手でした。

色はマシングレープレミアムメタリックを選びました。

車は白や黒よりシルバー系が好きです。

機械感というか、日本刀のような銀箔感が好きですが、この色もなかなかグッとくる良い色です。

良かった点(進歩性を感じたポイント)

内装の質感

アクセラの3代目以降、マツダは内装の質感がかなり良くなって、高級感があります。

ステアリングは本革巻きを標準装備してますし、全体的に黒の落ち着いた感じです。

これは明らかに2代目アクセラよりも良くなったと感じます。

高級感が増す分、汚れが目立ちやすくなりそうだなという懸念はあります。

デザイン

この辺は世間的な人気もありますが、外観としてのデザインはとてもいいですね。

またマシングレープレミアムメタリックも、光沢感があってとてもいい色です。

欲を言えば黒っぽさが強いので、もう少し黒みを抑えた方が機械感が出て良かったんじゃないかと思いました。

Mazda3もそうですが、見た目の美しさにマツダさんはとても力を入れているように感じます。

個人的には2代目アクセラのデザインの方が好きですが、魂動デザインも好きです。

G-ベクタリングコントロール(GVC)

個人的に買ってよかった最大の利点はこれだと思います。

曲がる際のゆれにくさ、滑らかに曲がれるので運転が上手になった気になります。

この技術は本当にマツダの美学を形にした素晴らしい技術だと思います。

良くないところ(劣化と感じたポイント)

さてここからが本題です。。

i-stopを車速10km/h以上でも入る仕様

i-stopというのはいわゆるアイドリングストップです。

停車時にエンジンを止めることで燃費を稼いだり環境負荷低減に貢献することをうたった技術ですが、個人的にはあまり好きではありません。

理由としては大きく3点です。

  1. 走行中に長く停車するシーンが多くないと、大して燃費に貢献できない
  2. 余計な部品を増やしてほしくない(コスト増、負荷増→部品の短寿命化のリスク増)
  3. ドライバー体験としてそもそも良くない

今回は3つ目の観点のドライバー体験としてのお話をします。

アクセラの時は完全に0km/hかつブレーキをしっかり踏まないとi-stopが入りませんでした。

で、私はi-stopをやるならこれが最も理にかなっている仕様だと思っていたし、マツダだけはこの仕様を守ってほしかったのですが、残念ながら他社のように車速が10km/h以上でもブレーキをやや踏めばi-stopが入ってしまうようになってしまいました。

例えば走行中に減速して信号が赤から青に変わる瞬間、エンジンが落ちてるわけですから、ブレーキを離してもすぐに駆動力が出ないわけです。

そこにマイルドハイブリッド。

CX-30に通常のガソリン車タイプがなくなってしまったのも実は結構痛い。。

個人的には1番目や2番目の理由と同じでマイルドハイブリッドも余計な部品を増やした結果、大して燃費伸びない上に部品数やコストが増えているだけです。

技術的合理性を考えれば、廃止すべきなのはマイルドハイブリッド車のはずなんですがね。。

法規制などでわずかでも燃費を上げたい思惑があるのでしょうが、EUもEVしか売れなくするのを撤回したように、あまり国の環境ビジネスに振り回されないで欲しいところです。

このマイルドハイブリッドのせいで、ブレーキを離して加速しようとアクセルを踏むと、2リッターエンジンの駆動力にモーターでアシストしてるので、踏んでる量に見合わない駆動力が出ます。

この「ブレーキ離してるのに駆動力出ない→アクセル踏んだ量以上のトルクが出てくる」という挙動を走行中にやられるのはドライバーとして気持ちが悪いです。

毎回この不快感を味合わされる恐怖におびえるのが嫌なので、現在はi-stopをOFFにしてます。

i-stopは一回電源OFFにするとまた復活するので、これも設定を記憶してほしいな。。

アクセラに比べてボタンの位置も悪くなってます

ハンドルに完全に隠れて見えないから頭を下げないと見えません。

このようにi-stop周りはドライバー体験として劣化してしまったと感じます。

サイドミラーの自動開閉

これも地味な劣化です。

もともとアクセラにも自動開閉はありました。

ですがアクセラの場合、鍵を閉めた時だけサイドミラーが閉じ、エンジンをかけるとサイドミラーが開きます。

これも全くもって正しい仕様であり、これを変える理由は正直見当たりません。

CX-30では鍵を閉めたらサイドミラーが閉じ、鍵を開けるとサイドミラーが開きます。

つまり車に荷物を取りに行ったりして開けたり閉めたりするだけでサイドミラーが開いたり閉じたりするわけです。。

いや閉じたままでいいだろ!ってなりますよね。。

マツダのサイドミラーは大体10年経つごろにモーター部分が動かなくなって交換する傾向があります。

とても不名誉な伝統ですが、こうやって日ごろから何度も動かしていればモーターの耐久回数により早く到達してより交換しやすくなってしまうのではないでしょうか。。

私のようにできるだけ長く一つの車に乗りたい、10年以上は乗りたいユーザーにとって、この仕様はサイドミラーを短寿命化させるだけです。

また、不具合みたいな話ですが、洗車時に水をドアノブに当てるとキーレスエントリーが反応して鍵がかかったり開いたりを繰り返します

つまり車を洗っている最中にも、何度もサイドミラーをバタバタ動かしてしまう残念な仕様になっています。

洗車する水圧で、キーレスエントリーが反応するなんてすぐに気づきそうですし、なんならクレームも入りそうなものなのですが。。

そっと手を入れただけで開くことに、ユーザーが感動すると思ってそういう感度の高いセンサーをいれたのでしょうかね。

私は感動もしないし正直迷惑なので、昔のキーレスエントリーに戻して欲しいです。

ちなみにアクセラにもキーレスエントリーはありましたが、水圧で動いたことなどありません。

明らかに劣化していると感じます。

マツコネから自動開閉をOFFにできるので、一旦OFFにしてます。

ドライブフィーリング

走りのマツダが一番失敗してはいけないのはドライブフィーリングです。

まずは変速のフィーリングから。

一番良くないのが2-3のオンアップですね。

オンアップというのはアクセルを踏み続けてギア段を上げるアップシフト変速のことです。

めちゃくちゃ引き込み感を感じる上に変速時間が長いです

3-4up、4-5upもあまり良くないです。引き込み感あります。

またアクセルをオフすることでアップシフトするオフアップというのもあるのですが、これも良くなかった。

変速線の設計が悪いのか、加速して一息つくようにアクセル抜くとオフアップするのですが、トルクの抜け感があります。

先述のマイルドハイブリッドが変にアシストしてるせいかもしれませんが、全体的にトルクが出たり出なかったりして違和感のあるフィーリングです。

もちろんアクセラにはそのような挙動はありませんでした。

ATなどクラッチやクラッチを押すピストン容積などにはバラつきがあるため、出荷後に最適化されるよう、油圧の学習制御などが入っていることがあります。

マツダに入ってるかどうかはわかりませんが、1か月経ってもほとんど調整された感じがないです。

学習制御が入っていれば、既に調整されていてもよいころです。

また2代目アクセラではアクセルを離した時の減速感がなく、これは違和感であったため直してほしかったポイントなのですが、これは3代目アクセラで改善してることを確認しています。

余談ですが、ここ10年以内のマツダ車のドライブフィーリングで私のおすすめは3代目のアクセラです。

なのでCX-30も同様に改善された減速感、かと思いきや2代目アクセラみたいにあまり落ちません。

3代目のフィーリングが担保されてると期待するでしょ。。

というわけで通常の変速フィーリングもドライブフィーリングも、残念ながら2代目、3代目アクセラより劣化しているという残念な評価であり、走りのマツダとしてはかなり致命的です。

何がダメだったのか?どうすればよかったのか?

ここまで読んでお気づきの方も多いかと思いますが、何が足りなかったのでしょうか。

  1. 余計なものを追加しない、無駄を省く引き算的な思考
  2. ユーザーの立場に立った設計
  3. これまで良かった技術の継承

これまでの話の中でも大体触れてきましたが、順番に見ていきましょう。

余計なものを追加しない、無駄を省く引き算的な思考

他社がエコっぽいものをやっている手前、ユーザーウケを狙うためには何かしらエコっぽいことをしないと売れないのかもしれません。法規制などの理由もあるでしょう。

しかし、本当にエコなものとは、より排出するものが少なく、よりエネルギーを効率よく使え、より長く使えるモノづくりなのではないでしょうか。

残念ながらマイルドハイブリッドも現在のi-stopの仕様も、これらに反するものとなっています。

そして何より、わずかな燃費を稼ぐためにドライバー体験を損ねているのはマツダとして最も本末転倒なのではないでしょうか。

今一度SKYACTIVEを開発したあの時を原点にして、余計なものをそぎ落とし無駄を減らすモノづくりが必要なのではないでしょうか。

ユーザーの立場に立った設計

先ほどのサイドミラーやキーレスエントリーの話だけではありません。

全体的にアクセラと比べても感じたのはユーザーのことを本当に思いながら作ったものなのだろうかと思いました。

そういうものは随所に工夫が凝らされているため、使っている内に、

「お、よく考えられてるね」

と思えるものです。

残念ながらCX-30を乗った感想としては、流行りやデザインのオシャレ感に頭が行き過ぎたため、色々見落としながら焦って作ったのかなと思いました。

多くのユーザーが最も望んでいることの基本は、「長く安心して気持ちよく使える車」です。

マツダの哲学も立派なものですが、それを全面に出したところでユーザーに愛される車にはならないと思います。

これまで良かった技術の継承

2代目アクセラで十分良かった仕様を改悪したり、3代目で改善したものをなぜか継承できなかったりしたのは組織内の技術者同士の継承ができていないのかと感じました。

CX-30に乗っていると、あまり車を知らない人が作っているのか?という疑念がわいたほどです。

最近は離職者や転職者が自動車メーカーも多いことは存じておりますが、せっかくマツダが培ってきた素晴らしい技術を次の世代に継承していけてないのは残念です。

どんなにAIなどの最新の技術が進化しても、結局一番大事なのは人なのです。

今一度、良い車づくりをするための組織づくりの見直しも必要なのかもしれません。

まとめ

さてここまでアクセラからCX-30に乗り換えたレビューとモノづくりに対する私なりの感想を述べてみました。

ただ今回の気づきってのは、自動車業界に限らずなんですよね。。

私も明日は我が身と思って、届けるユーザーがちゃんと満足して、なんなら「お、こんなところまで作りこんでてありがたいね」と思ってもらえるようなモノづくりができるよう気を付けたいです。

技術は使ってなんぼですが、使われるためには技術者は創意工夫と人への思いやりが必要なんです。

AIで何でも自動化されたり、一瞬でコピーされたりしてしまう世の中において、人間の価値が出るのはやはりこういうところなのではないでしょうか。

そんな思いをこめて作られたものが多い世の中の方が、私は豊かさを感じられるんじゃないかと思うのです。

ここまでご覧いただきありがとうございました!

この記事を書いた人
MLエンジニア/データサイエンティスト

自動車部品メーカーで制御系ソフトウェアエンジニアを10年以上勤めた後、MLエンジニア兼データサイエンティストとしてベンチャー企業へ転職した30代男性。
個人投資家としても活動中。主に国内株式と米国株式。
2児の父であり、家事・育児に奮闘中。
自由と豊かさと技術をこよなく愛する。

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