こんにちは。

今回は豊かさを考える上で永遠のテーマともいえる、「賃貸」vs「持ち家」についてのお話です。

我が家も長男が5歳、次男が2歳となり、そろそろ今住んでいる賃貸から広い家にするべきかどうか考え始めました。

そうしたときに、賃貸→持ち家となるので、持ち家を検討するための知識を備える必要があります。

また本当に持ち家でいいのかどうか、実は賃貸の方が良い可能性も考えるべきです。

ということで、私が読んだ本で参考になった2冊を紹介したいと思います。

結論、この2冊

マイホームを考えるならまずこれ!


↑の本を読んでマイホームのことすごい考えたけど、やっぱり住みたいと思えなかったらこれ!


そもそもマイホームって、何を考えればよいのかわからなかった

私がマイホームを買うべきかどうか悩んだきっかけとして、子供たちが大きくなってきたことです。

現在は3LDKの賃貸ですが、長男と次男なので、いつかは自分の部屋が欲しいとか言いそうですよね。

私も自分の部屋欲しい派なので、将来的には4LDKが想定されます。

賃貸の4LDKはなかなか見つかりません。今の3LDKは駅から徒歩1分の好立地ですが、どんなに近くても4LDKは駅から徒歩20分ぐらい離れてしまいます。

一方で建売なら以外と徒歩10分ぐらいの距離にあったりします。

家自体には特にこだわりもなく、できれば庭の手入れとかしたくないので、安くて広すぎない建売でいいんじゃないかと思い、SUUMOを使って近所の建売物件を検索してました。

しかし当然ですが、マイホームは高いですね!

建売でも3000~4000万円、高そうな家だと5000~6000万円もする!

一体何がそんなに違うんだろう。やっぱり壊れやすいとかリフォームとかが大変とか差が出るのだろうか。

まずはそんな違いを知りたくてYouTubeで調べていたところ、こんな動画を発見。

このチャンネルの他の動画も拝見しましたが、かなり具体的でわかりやすかったです。

建売と注文住宅の違いを理解するのに十分な内容かと思いました。

工務店社長による「住まい大全」

そして本も出してるということで、その本の名前がズバリ「住まい大全」!

この本では基本的に住まいに対する情報だけでなく、どういう基準で住まいを考えるかなどの情報が満載です。

建売や注文住宅だけでなく、賃貸の選択肢についても触れられています。

工務店社長なので、ポジショントークもあるのでしょうが、注文住宅の高性能住宅を特に推している内容です。

高性能住宅が良いポイントとして

  • 長く安心して住み続けられる
  • 電気代やガス代も抑えられる
  • 税金優遇がある

というのが主張されています。

実際に建売と賃貸でいくらぐらいかかるのかもシミュレーションもされてました。

この本によれば、50年以上住むと、注文住宅が賃貸よりも元を取れる計算になっていました。

つまり若いうちに早めに家を買って、長く住み続け、可能なら子供や孫の世代につないでいくのが良いという内容です。

ただし皆さんお気づきかもしれませんが、50年以上も住み続けられることなんてありますかね・・?

また、シミュレーションも個人的には甘い見積もりかなと思ってしまいました。

仲介手数料や火災保険・地震保険などもなく、リフォーム代もそんなに安いか?と思ってしまいました。

こればかりは家の状態がどうなるかまでは予測できないですが、私の賃貸と比べた計算では、50年住み続けても赤字になる確率が高い気がしています。

まぁマイホームですから、広くて快適な住まいが手に入る分、経済的な合理性まで取るのは難しいかなというのが感想です。

この本のおかげで、私も買うなら高性能住宅がいいなと思いました。(お金があれば)

マイホームの盲点と賃貸の利点

マイホームについては理解できました。

では家族ができれば、本当にマイホームを買わなければならないのでしょうか?

私は「住まい大全」を読んでも、どうしても家が欲しいとは思えませんでした。

家に使う大金とエネルギーを、株などの資産や仕事に費やしたいです。

そんな私の悩みに答えてくれたのが2冊目の本です。

この本のご家族は夫婦+子供3人ですが、マイホームからなんと2LDKの賃貸に住みかえたようです。

この本は漫画で描かれているので、読むのに1時間もかからないぐらいで楽しく読めます。

読んでてとても共感したのが

  • 家が広すぎて寒い(賃貸は狭いけど鉄骨なので快適)
  • 庭の手入れがめんどくさい(賃貸は管理費払ってやってくれるから便利)
  • 町内会とか近所づきあいがめんどう(ちなみに私も賃貸ですが町内会入ってない)

私はこの本を読んで大切なことを思い出させてもらったのですが、私は子供のころ、実家(持ち家)が実はとても嫌だったのです。

まずとにかく不便!周りにスーパーやコンビニもなく、車で10分ぐらい走らないとコンビニがありませんでした。(徒歩で30分ぐらいかな)

また庭の草むしりも手伝わされ、夏の暑い日にやらされる草むしりは最悪でした。

ホームセンターで除草剤や砂利を買いにいき重たい荷物運びをさせられたことから、絶対家を買いたくないと思ったのを思い出したのです。

その点、今の賃貸はとても快適です。

駅から1分ですから通勤・通学には便利だし、スーパーだけでなく病院や飲食店などが徒歩10分以内の距離に十分あります。

いちいち車や自転車がなくても、すぐに行ける素晴らしさは最高です。

また草むしりをする必要はありません。管理会社の方が雑草だけでなくエントランスなども定期的に綺麗にしてくれます。

私はこの本のおかげで、自分がマイホームにそもそも向いていない事実を再認識させてくれました。本当にありがとうございました。

まとめ

いかがだったでしょうか?

今回は賃貸と持ち家を考える上で、とても参考になった本を2冊ご紹介しました。

そして私の結論としては「できる限り賃貸で住み続ける」に落ち着きそうです。

この2冊から思う私の「賃貸に向いている人」「持ち家に向いている人」についてもまとめておきます。

賃貸に向いている人:

  • できるだけ家にお金をかけたくない人
  • 立地(特に駅近)にこだわる人
  • 家のメンテナンスとかに労力と時間をかけたくない人

持ち家に向いている人:

  • できるだけ家で過ごしたい人(庭でバーベキューや家庭菜園など)
  • 駅から離れたり、近くにお店とかなくても平気な人
  • 家のメンテナンスも積極的にできる人

というわけで「賃貸」vs「持ち家」論争って、永遠に終わらない理由は、「向いてる人が違うから」だと個人的には思います。

多分お金の問題でいえば、どっちもあまり変わらないです。(個人的には賃貸の方が安く抑えられると思う)

あと重要なのが、持ち家の場合、相続の問題がついてくるのでそこは注意が必要です。

今の時代、子供たちによかれと思って家を継がせようなんてしてはいけませんよ。少なくとも私は嫌です。(実家は両親が生きているうちに絶対売却させたい)

持ち家最大のデメリットでありリスクかと思うのが、いわゆる「出口」をどうするかなんですよね。。

子供が継がなかった場合は売却するところですが、今は人口減少で田舎ほど人は離れます。

簡単に売れない可能性の方が今後は高くなることを想定してマイホームは選ばないといけませんね。

その点賃貸はとても身軽に動けるので、この差は大きいなと思います。

住まいは豊かさに大きな影響を与えるので、この記事が皆さんの役に立てば何よりです。

ここまでご覧いただきありがとうございました。